形成切除法によるタトゥー除去
形成切除法によるタトゥー除去とは、タトゥー・刺青部分を切除し周辺の皮膚を寄せ集めて縫合する施術です。
小さなタトゥーは1回で、大きなタトゥーは数回に分けて完全になくします。
ピコレーザーによるタトゥー除去とは異なり切開する施術になりますが、切った部分のタトゥーは1回で完全になくなります。
とくに入れ墨や手彫りのタトゥーは深い層に色素が入り込んでいて、レーザーの効果がなかなか出ないことがあります。
形成切除法によるタトゥー除去は結果が色素の深さに依存しないのがメリットです。
当院の形成切除法によるタトゥー除去は、術後の傷が目立ちにくいようにあらゆる工夫を凝らして縫合しています。
博多もへじのクリニックの切開施術には、元心臓外科医の技術力と繊細さが活かされています。
このような方におすすめ
- タトゥーを早く消したい方
- 手彫りのタトゥー、入れ墨を消したい方
- 公共の施設(温泉、プール、スーパー銭湯など)に気軽に行きたい方
- 生命保険に入ろうとしたら断られてしまった方
施術について
施術時間 | 大きさによりますがおよそ30分程度 |
ダウンタイム | 1週間程度(ピークは2~3日程度) |
抜糸 | あり(術後1週間前後に) |
麻酔 | 局所麻酔 笑気麻酔 ※ご希望の場合 静脈麻酔 ※ご希望の場合 ブロック麻酔 ※ご希望の場合 |
リスク | 出血、感染、傷が目立つ、つっぱり感など |
施術を 受けられない人 |
妊娠中の方 出血性疾患 抗凝固剤内服中 局所麻酔アレルギー ※医師の診察時の判断により治療できない場合があります。 |
FAQ
形成切除法によるタトゥー除去の傷は、基本的には一本の線になって治るようにデザインします。
ただし、皮膚のハリやシワに沿って皮弁法でデザインした方が綺麗に治る場合は傷が数本の線になることもあります。
タトゥー(刺青)が深い層まで入っている場合は、むしろ形成切除法の方が望ましいです。
タトゥー(刺青)除去を切除法で行うかピコレーザーで行うかは、下記項目をもとに考えていただくのがよいと思います。
▶手彫りの入れ墨の場合は形成切除法によるタトゥー除去
手彫りの入れ墨は深いところまで色素が入っているため、ピコレーザーで行うには難しいです。
▶範囲が広いタトゥーはピコレーザーによるタトゥー除去
形成切除法はある程度皮膚の余裕が必要になります。はがきサイズを超えるタトゥーはピコレーザーによるタトゥー除去をおすすめします。
▶短期間で消したい場合は形成切除法によるタトゥー除去
ピコレーザーによるタトゥー除去は複数回の照射が必要です。一方で、形成切除法によるタトゥー除去では切除範囲のタトゥーは1回で完全に無くなります。
形成切除法で切除できるタトゥーの大きさは、タトゥーのある部位で異なります。皮膚が張っている部位のタトゥーは複数回に分けて切除したとしても皮膚が突っ張りすぎてしまいます。
形成切除法で除去できるかどうかについては、カウンセリングで詳しい診察と説明をしています。
形成切除法によるタトゥー除去料金
スポンサー(フル) ¥7,200~
※価格は全て税込です。
ピコレーザーによるタトゥー除去
ピコレーザーによるタトゥー除去とは、タトゥー・刺青の色素に反応するレーザーを照射してタトゥーを薄くする施術です。
1回照射するごとに徐々にタトゥーが薄くなっていきます。
機種によって得意な色と苦手な色があり、赤や黄色などの色は反応しにくい場合があります。また、色が濃く入っている部分や皮膚深くに入ったタトゥーは除去しきるまで回数や期間が必要になります。
このような方におすすめ
- 切らずにタトゥー除去をしたい方
- 公共の施設(温泉、プール、スーパー銭湯など)に気軽に行きたい方
- 生命保険に入ろうとしたら断られてしまった方
施術について
施術時間 | およそ20分 |
ダウンタイム | 水疱・・・無いかあっても数日程度 赤み・・・1~2週間程度 ベビースキン(照射部が刺激に弱い状態)・・・3週間程度 |
抜糸 | なし |
麻酔 | 塗る麻酔クリーム ※ご希望の場合 レーザー照射時の局所麻酔 ※ご希望の場合 |
リスク | 熱傷、水疱形成、炎症後色素沈着、色味が完全には消失しないなど |
施術を 受けられない人 |
妊娠中 コントロールが難しいてんかんの既往のある方 色素沈着リスクの高い方 ※医師の診察時の判断により治療できない場合があります。 |
FAQ
カラフルなタトゥーの場合は色素に応じてレーザーの波長を変える必要があります。例えば、もともと黒色のタトゥーもレーザーの回数を重ねることで徐々に緑色に見えるようになってきます。黒と緑とでは使うレーザーの波長が異なるので(適応でないレーザー波長を当てても反応がないか乏しいです)、色味を評価し適切な波長を選ぶことが大切です。
カラフルなタトゥーは複数回のレーザー照射が必要になるので、短時間で除去したい場合は形成切除法によるタトゥー除去をおすすめしています。
タトゥーと刺青とでは効果が異なります。
昔ながらの手彫りのタトゥーやご自身でいれた刺青は真皮を越えて皮下組織(脂肪)まで色素が入っていることが多く、レーザー治療が無効であるか期待できる効果が弱いことがあります。
機械でいれたタトゥー(刺青)は皮膚の浅い層に色素が留まっていることが多く、レーザー治療の良い適応です。回数を重ねるごとに徐々に見えづらくなっていきます。
妊娠中にタトゥー(刺青)除去のレーザー治療をお受けいただくことはできません。
ピコレーザーによるタトゥー除去の痛みは輪ゴムをペチっと当てたときの痛みに似ています。
当院ではレーザー照射時の表面麻酔や局所麻酔にも対応していますので、痛みに弱い方は遠慮なくお申しつけください。表面麻酔で痛みを抑えたり、局所麻酔で痛みを完全にブロックして施術をお受けいただくことができます。
ピコレーザーによるタトゥー除去料金
※価格は全て税込です。