二重切開法

概要

上眼瞼を切開し、重瞼ラインを固定して二重にする手術です。
当院では、必要に応じて追加料金なく余分なたるみや眼輪筋、眼窩脂肪、ROOF、埋没法の糸などをきっちりと取り除いています。

導入

二重切開法は、お好みのラインでまぶたを切開して二重を作る手術です。必要に応じて余分なたるみや眼輪筋、眼窩脂肪、ROOF、埋没の糸などをきっちりと取り除くことができます。

二重切開法の最も古い論文は二重埋没法より前、1929年(埋没法は1933年)に発表されており、その後も形成外科医、美容外科医問わず二重切開法についてのさまざまな知見と工夫が積み重ねられて今に至ります。

このような方におすすめ

長持ちする二重手術をしたい

瞼の皮膚が厚い

埋没法では無理といわれたことがある

埋没法がとれやすい

目の上の見た目が重い

まつ毛をクリンと上向きにしたい

皮膚のたるみが多い

二重手術を何度も受けたくない

もへじのクリニックの二重切開法

もへじのクリニックには、「二重切開法は埋没法“じゃない”方の二重手術」という考え方はありません。二重切開法だけのメリットを最大限いかしつつ、術直後の腫れ感を最小限にとどめる工夫、目を閉じたときも自然なデザインを作る技術などすべてにしっかりとこだわりをもって、埋没法以上の結果を出せるよう日々の診療にあたっています。

術中の判断で必要に応じて眼窩脂肪、ROOF、埋没糸の抜去を行う際、もへじのクリニックでは追加料金を一切いただいておりません。

しくみとポイント

二重切開法は皮膚を切開し挙筋腱膜成分(動く成分)と皮膚とを連結、癒着させ固定する手術です。

埋没法と異なり中の構造をすべて明らかにしますので、直に確認しながら余分な脂肪を十分に除去したり挙筋腱膜の緩みを改善したり、埋没糸などの異物を除去したりすることが可能です。

実際の手術では、層ごとに眼輪筋、ROOF、眼窩隔膜、眼窩脂肪、挙筋腱膜、瞼板、挙筋などを丁寧に剥離しオリエンテーションをつけた上で脂肪除去やタッキング、固定操作を行い閉創します。

術後の経過とダウンタイム

・施術時間

片目につき30分~

・麻酔

局所麻酔、笑気麻酔(希望)

静脈麻酔や鎮静はあまり用いません。最初の局所麻酔が効けばほとんど痛みを感じないのと術中開閉瞼のオーダーが入る状態で幅を確認しながら施術を行うためです。

・術後の通院

術後1週間前後で抜糸のためにご来院いただきます。その後の通院は基本的には必要ありませんが気になる症状がある場合はいつでもご来院ください。

・腫れ

術直後から術後3日までは腫れやむくみが強く出ることが多いです。その後約2週間かけて徐々に腫れやむくみがひいていきます。。

・内出血

創を中心に内出血が出る場合が多いです。術直後から術後約2週間かけて無色→紫→黄色→吸収の順にひいていきます。

・メイク

アイメイクは抜糸(術後7日前後)翌日から可能です。その他の部位は当日から可能です。

・洗顔

当日から可能ですが当日は創部が濡れないようにしてください。

・シャワー

当日から可能ですが当日は創部が濡れないようにしてください。

施術料金

価格(税込)※定価もへじのメンバー割(税込)
二重切開法468,000393,120
二重切開法+除皺術494,000414,960
二重切開法 サーキュラータッキング法568,000477,120

術後のリスクと合併症

・傷の赤み、傷が目立つ

二重切開法後、おおよその見た目は術後1カ月前後で完成します。この段階で明らかな左右差や食い込みの不整があれば修正を考えることになります。ただし傷がなじんでコンディションにかかわらず幅が一定する本当の完成期は術後3カ月前後です。特に傷については時間がたてばたつほど目立ちにくくなります。

上まぶたの傷はケロイドになりにくいので特別な軟膏や内服薬は必要ありませんが必要に応じて処方することも可能です。

・腫れ感

埋没法よりも瞼のダメージが大きい手術なので術後の腫れ感が長引く傾向があります。

・予定外重瞼線

これは二重切開法ならではの症状ですが、切開したラインよりも眉毛側に予定しない二重のラインが出ることがあります。眉毛側の眼輪筋やROOFを切除した場合に起こりやすいといわれています。術後早期に修正が必要になることがありますので必ずチェックするようにしています。

・切開法なのに二重が外れてしまった

切開法は絶対に外れないという説明を耳にする機会がありますが、これは誤りです。ある大学病院の調べによるとどんなにうまくいった二重切開法でも生涯で10~20%程度は外れる可能性があります。必要に応じてしっかりと再手術を行っています。