顎 プロテーゼ

概要

口腔内を切開し、下顎骨上にプロテーゼを挿入する手術です。
横顔の印象を決めるEラインを顎プロテーゼで整えることで、正面からだけでなく、横顔からの印象が見違えるほどきれいに見えるようになります。効果は半永久的です。

導入

顎プロテーゼは顎の長さ、高さをととのえてお顔の印象と輪郭を引き締めることのできる手術です。横顔の印象を決めるEラインを顎プロテーゼで整えることで、正面からだけでなく横顔からの印象が見違えるほどきれいに見えるようになります。

プロテーゼのメリットはヒアルロン酸のように広がったりせず半永久的な効果があることです。最新のプロテーゼなら以前のデメリットのように光で透け感が出ることもありません。

このような方におすすめ

見た目自然でキレイな顎のラインを作りたい

顎がないといわれる

Eラインを整えたい

半永久的な効果を希望したい

お顔の丸い印象をシュッとしたい

もへじのクリニックの顎プロテーゼ

顎プロテーゼは表に傷のできない手術です。お口の中の粘膜からアプローチするからです。

また、もへじのクリニックは顎プロテーゼのサイズ感にもこだわっています。

一般的なプロテーゼはきゃしゃな骨格をもつ女性向けには作られていないものが多く、術後顎がボリューミーな印象になってしまっている症例をよくみます。

当院で採用している顎プロテーゼは日本人の骨格にあわせて横幅をおさえて高さが出せるものを基本に揃えています。もちろん必要に応じてオーダーメイドでデザインして挿入することも可能ですので、まずはカウンセリングの際に詳しく診察させていただきます。

しくみとポイント

お口の中、下の歯茎と口唇の間の谷の部分を2cmほど切開して、下顎骨の上に沿わせるようにプロテーゼを挿入します。下顎骨の中心には大きな血管や神経はありませんが、プロテーゼを挿入するエリアにはオトガイ筋といって口元の動きに関与する筋肉があります。オトガイ筋を傷つけないように剥離したスペースにプロテーゼを挿入しています。

オトガイ筋がすごく発達している方は顎にシワ(梅干しジワと言われたりします)ができやすいのですが、筋肉の力が強い分プロテーゼが動きやすいことがあるので、顎プロテーゼの術中に顎ボトックスでいったん力を弱めておくと経過が良いことが多いです。

ちなみにですが、顎ヒアルロン酸のときも同様で、同時に顎ボトックスを打つことで顎ヒアルロン酸の持続期間が伸びることが多いです。

術後の経過とダウンタイム

・施術時間

25分~

・麻酔

局所麻酔、笑気麻酔(希望)、ブロック麻酔(希望)、静脈麻酔(希望)

・術後の通院

傷を縫合した糸は抜糸をしなくても自然と脱落します。術後2週間たっても脱落しない場合は抜糸をすることも可能です。術後定期的な通院は必要ありませんが気になる症状がある場合はいつでもご来院ください。

・腫れ

ダメージは最小限にとどめますが術後1週間前後は腫れやむくみが出やすい時期になります。

・内出血

顎とその周囲に内出血が出る場合があります。約2週間かけて無色→紫→黄色→吸収の順にひいていきます。

・メイク

当日から可能です。

・洗顔

当日から可能です。

・シャワー

当日から可能です。

施術料金

価格(税込)※定価もへじのメンバー割(税込)
顎プロテーゼ336,000282,240

術後のリスクと合併症

・感染

術中の清潔操作にはこだわっていますが、万が一感染が起こった場合は顎が赤く腫れてしまいます。放置すると皮膚が傷んでプロテーゼが突出したり炎症で硬くなったりしますので必ず治療を行います。プロテーゼはいったん抜去し、洗浄処置と抗生剤の使用で症状が軽快します。感染が十分に落ち着いた段階で再挿入を行います。

・プロテーゼのずれ

骨膜下レベルでの挿入をしてもまれにズレが生じます。外力が加わりふとした拍子にズレる場合、長期経過で徐々にズレてくる場合、他院術後の再手術の場合、などがあります。

特に再手術の場合ですが、体内に挿入されたプロテーゼの周りには自己組織のカプセル(被膜ともいいます)という固めの自己組織が形成されます。プロテーゼを抜去する際に自己組織のカプセルは体内に残りますので、再挿入する際にカプセルより小さいプロテーゼを用いると固定されずに浮いた状態になります。術後の固定は最低でも3日間は外さないようにしています。

・顎の感覚が鈍くなる

顎の中心には神経の本幹はありませんが、オトガイ筋や唇にむかって細かな神経が網の目のように走行しています。顎プロテーゼが挿入されることによって細かな神経が引っ張られたり一部切れたりすることで顎から唇にかけての感覚が一時的に鈍ることがあります。

鈍った感覚は半年から1年かけて徐々に改善しますが、まれに完全に元通りにならないこともあります。