脂肪注入/CRF作成

概要

ご自身の太ももから脂肪を採取し、採取した脂肪から精製した脂肪製剤をご希望のエリアに注入します。
ご自身由来のものだけで整形をしたい方におすすめのメニューです。

CRF を特殊なフィルターに通し、より小さい脂肪にします。

導入

脂肪注入は、主にお顔のくぼみの部分やシワの部分、ボリュームを出したい部分に自分の脂肪を製剤化して注入する手術です。脂肪はご自身の太ももから採取します。

ヒアルロン酸ほど手軽ではないですが、定着するとヒアルロン酸より長持ちすること、そしてなによりも人工物を使わず自分由来のものだけで施術が完了できることが一番のメリットです。

このような方におすすめ

お顔にボリュームを増したいところがある

窪みを治したい

お顔全体に若々しさがほしい

長持ちする注入施術を受けたい

自分由来のものだけで施術を受けたい

もへじのクリニックの脂肪注入

もへじのクリニックでは2種類の脂肪注入製剤を作ります。

一つ目はCRF(コンデンスリッチファット)といいます。CRFとは脂肪細胞を崩さないように製剤化したもので、ヒアルロン酸とほぼ同等のボリュームを増す力に加え、ヒアルロン酸にはない体内で生着する力があります。

二つ目はナノファットといいます。脂肪細胞の周りにもともと存在する幹細胞や成長因子といった自己組織の成長や成熟に必要な成分を製剤化したもので、注入することで老化した皮膚と皮下組織の若返りをはかることができます。

もへじのクリニックではいずれの脂肪製剤も、局所麻酔以外の体外由来薬品を一切混ぜることなく製剤化しています。

しくみとポイント

まず太ももの脂肪を採取します。脂肪採取はストローよりも細い管(カニューレといいます)で行いますので、太もも付け根の傷は数mm程度と最小限です。

採取した脂肪を器械を用いて製剤化し(20分程度で作成されます)、希望デザインに従って丁寧に注入していきます。

当院はつまようじよりも細い専用の針を用いて、かつ術者の手作業で少しずつ注入していきますので、術中患者様に確認していただきながらの注入が可能になっています。

術後の経過とダウンタイム

・施術時間

脂肪製剤作成(脂肪吸引含む)40分~

注入は1エリアにつき10分~

・麻酔

局所麻酔、チュメセント麻酔、笑気麻酔(希望)、静脈麻酔(希望)

・術後の通院

通院は基本的には必要ありませんが気になる症状がある場合はいつでもご来院ください。

・腫れ

術後3~5日程度は中等度の腫れがみられます。腫れは術後2週間程度で徐々に軽快します。

・内出血

術後3日前後で紫色、術後1週間程度で黄色い内出血が出ます。黄色い内出血はその後1~2週間前後できれいに吸収され色味はなくなります。

・メイク

施術翌日から可能です。

・洗顔

施術翌日から可能です。術後3日間は創部が濡れないように保護をしてください。

・シャワー

施術翌日から可能です。術後3日間は創部が濡れないように保護をしてください。

施術料金

価格(税込)※定価もへじのメンバー割(税込)
脂肪注入 ほうれい線135,000113,400
脂肪注入 マリオネットライン135,000113,400
脂肪注入 ゴルゴライン135,000113,400
脂肪注入 目の下 135,000113,400
脂肪注入 涙袋 135,000113,400
脂肪注入 ちりめんじわ121,000
101,640
脂肪注入 額313,000262,920
脂肪注入 こめかみ 228,000191,520
脂肪注入 頬238,000199,920
脂肪注入 皮膚再生121,000101,640

術後のリスクと合併症

・塞栓症

脂肪注入に用いるカニューレは注入部の血管より太くできているため、通常は塞栓症を起こすことはありません。万が一塞栓症が起こった場合は塞栓を起こした血管に応じて梗塞症状、壊死症状が現れることがあります。

・注入量が少なく感じる

脂肪注入1回で生着する脂肪は多くて60%程度です。エクソソームや幹細胞を混注したとて現状80%には到底届きません。脂肪注入の際は生着しない分を加味して想定デザインより多めに注入しています。

とはいえ本来、脂肪注入の鉄則は”less is better”。入れすぎた脂肪は溶かすのが困難なため、やや物足りないかな?のレベルにとどめておく方が安全だと思います。

・嚢胞化、石灰化

生着できなかった脂肪は体に吸収されますが、その量が多かった場合に吸収されずに嚢胞化・石灰化を起こすことがあります。嚢胞化・石灰化した脂肪自体は体に悪影響を及ぼすものではありません。

嚢胞化した脂肪はエコーガイド下に細めの針で穿刺して抜くことができます。石灰化した脂肪は溶かしたり吸引したりすることができませんので、必要に応じて外科的に切除することがあります。