目尻切開

概要

目尻部分を切開し、目尻の拡大を行う手術です。
目の横幅だけではなく目尻上下方向の開きも大きくすることができます。

導入

目尻切開は目頭切開と同じく昔から行われている手術です。目の横幅だけじゃなく目尻上下方向の開きも大きくすることができます。目尻切開は、眼瞼下垂手術やたるみとり(眉下リフト・上眼瞼除皺術)とあわせて行うことで両方の効果がより出やすくなるのでおすすめの組み合わせです。

このような方におすすめ

目を大きくしたい

目の横幅を目尻側に広げたい

吊り目を改善したい

優しい印象の目元にしたい

もへじのクリニックの目尻切開

目尻切開は効果が分かりにくい、やっても意味がないという声を耳にすることがあります。

目尻切開の効果は①目尻の円蓋部(眼球と目尻皮膚の間のポケットのように閉じている部分です)の大きさ②上まぶたのたるみ、の2つの要素に左右されます。

①ここが最低でも1mm以上ないとせっかくの目尻切開も効果が出にくくなります。

②目尻切開なのに上まぶたのたるみが影響するの?と思われるかもしれませんが、たるみで目尻が隠れてしまっている方はたるみを解消することで目尻切開の効果がしっかり出てきます。

もへじのクリニックでは目尻切開でどのくらいの効果が期待できるか術前にしっかりと診察説明しますので安心してご相談ください。

しくみとポイント

まぶたを取り囲む硬い結合組織(グレイラインといいます)に割を入れるかどうかで効果が異なります。グレイラインにノータッチで皮膚だけを取り除く方法はリスクが極めて少ない分将来の後戻りが強く、グレイラインに割を入れる方法は難易度は高いものの将来の後戻りが少ないです。

硬い輪っかをそのまま引っ張るか、割をいれて形を作りなおすか、の違いを想像していただくとわかりやすいかと思います。

当院では基本的には後戻りの少ない(割を入れる)2種類の方法で目尻切開を行っていますがご希望のやり方があればご希望に沿うことも可能です。

術後の経過とダウンタイム

・施術時間

片目につき15分~

・麻酔

局所麻酔、笑気麻酔(希望)、静脈麻酔(希望)

・術後の通院

術後1週間前後で抜糸のためにご来院いただきます。その後の通院は基本的には必要ありませんが気になる症状がある場合はいつでもご来院ください。

・腫れ

ダメージは最小限にとどめますが術後3~5日間は腫れやむくみが出やすい時期になります。

・内出血

創を中心に内出血が出る場合があります。術直後から術後約2週間かけて無色→紫→黄色→吸収の順にひいていきます。

・メイク

アイメイクは抜糸(術後7日前後)翌日から可能です。その他の部位は当日から可能です。

・洗顔

当日から可能ですが当日は創部が濡れないようにしてください。

・シャワー

当日から可能ですが当日は創部が濡れないようにしてください。

施術料金

価格(税込)※定価もへじのメンバー割(税込)
目尻切開 W法273,000229,320
目尻切開 骨膜固定法318,000267,120

術後のリスクと合併症

・傷の赤み、傷が目立つ

目頭切開後、おおよその見た目は術後2週間前後で完成します。目頭切開の傷は通常の切り傷と同様に時間経過とともに徐々に赤みや盛りあがりが減っていきます。個人差はありますが術後3ヶ月~半年でメイクをしなくてもほとんど目立たないようになります。目頭切開の傷はケロイドになりにくいので特別な軟膏や内服薬は必要ありませんが、必要に応じて処方することも可能です。

・術後の後戻り

目尻切開手術は術直後から抜糸をするまでは想定より強めの効果が出ます。理由は皮膚を縫合する際、お裁縫と同様の「縫いしろ」があるからです。抜糸後にこの縫いしろ分の効果は減弱します。術後中長期的な後戻りはグレイラインをしっかりと処理しているか、無理な拡大を狙っていないかどうかで差が生じます。