切らない埋没式眼瞼下垂手術

概要

糸を用いて目を開く筋肉を短縮し、目の開きを良くする手術です。
目元をパッチリと大きくみせる効果の強い(目の開きがよくなる)二重埋没法のひとつです。通常の二重埋没法と同じで、針穴のみ、切開なしで行うことができます。

導入

切らない(埋没式)眼瞼下垂手術は、目元をパッチリと大きくみせる効果の強い(目の開きがよくなる)二重埋没法のひとつです。

通常の二重埋没法と同じで針穴のみ、切開なしで行うことができます。

先天性の眼瞼下垂を除く軽度眼瞼下垂症の方にも効果があります。

術後は必ず二重まぶたになります。

このような方におすすめ

切らずにパッチリとした目になりたい

目の見開きが悪い

二重幅が徐々に広くなってきた

埋没法でハム目になりやすい

もへじのクリニックの切らない眼瞼下垂手術

切らない(埋没式)眼瞼下垂手術は埋没法に似た手術とはいえ、埋没法よりしっかりと目が開くようしっかりとした効果を出す工夫が必要になります。また効果の持続時間についても、切開による眼瞼下垂手術にはかなわないもののなるべく長く保てる工夫をしています。

しくみとポイント

結膜側からのアプローチでタッキング(短縮するという意味です)を行います。

多くのクリニックで行われている結膜(と裏面にくっついたミュラー筋)のみのタッキングではなく、結膜、ミュラー筋、挙筋腱膜のすべてをタッキングします。

術後のダウンタイムは他院と同等、効果と持続はより強くなります。

ヘリング現象を極力減らして丁寧に左右差を整えながら施術を行います。

結び目は皮膚側に来るので術後は必ず二重になります。

術後の経過とダウンタイム

・施術時間

片目につき15分~

・麻酔

局所麻酔、笑気麻酔(希望)

静脈麻酔や鎮静はあまり用いません。最初の局所麻酔が効けばほとんど痛みを感じないのと術中開閉瞼のオーダーが入る状態で幅を確認しながら施術を行うためです。

・術後の通院

基本的には必要ありませんが気になる症状がある場合はいつでもご来院ください。

・腫れ

ダメージは最小限にとどめますが術後3~7日間は腫れやむくみが出やすい時期になります。

・内出血

ごくまれに麻酔や運針の針が細い動脈にあたって強い内出血が出る場合があります。通常の場合は内出血は無いかあっても軽度です。

・メイク

針穴周囲は2~3日後、それ以外の部分は当日から可能です。

・洗顔

当日から可能です。

・シャワー

当日から可能です。

施術料金

価格(税込)※定価もへじのメンバー割(税込)
切らない埋没式眼瞼下垂手術384,000322,560

術後のリスクと合併症

・術中術後の角膜障害

糸や針が眼の角膜に触れると角膜に傷が生じて一時的に視力が低下することがあります。粘膜保護成分を含んだ目薬で症状が改善する場合もありますが詳しい診察を行ったうえで眼科に診察を受けていただく場合があります。

・ラインの左右差

片目の見開きがよくなるともう片方の見開きが悪化することがあります。これをヘリング現象といいます。目を見開く効果は術直後に強めに出て、経過とともに目になじんできます。左右差についても完全に同じとまではいきませんが術後1か月前後で許容できるレベルに落ち着くことが多いです。もし明らかな左右差が残ってしまう場合は修正手術、あるいは切開による眼瞼下垂手術を提案させていただくことがあります。

・違和感

経過とともに瞼に糸が入っている感覚は薄れてなくなっていくものですが、まれに糸に引っ張られている感覚、つっぱった感覚が残ることがあります。1か月以上たってもこれらの違和感が気になる場合はいったん抜糸し再施術を行うか、切開法による眼瞼下垂手術を提案させていただくことがあります。

またゴロゴロ感については施術後数時間で軽快するのが通常です。時間がたってもゴロゴロ感が消えない場合、涙がなかなか止まらない場合、白目が赤く充血している場合などはすぐ当院にご連絡ください。

・糸のポコつき、結び目が目立つ、糸が透けて見える

皮膚や皮下組織の色味、厚みによっては糸の結び目が目立ってしまったり糸が透見できたりすることがあります。経過とともに目立たなくなる場合もありますが気になる場合はいったん抜糸して再手術を行うか、切開による眼瞼下垂手術を提案させていただく場合があります。

・感染

糸の結び目、小さな切開をあけたところに細菌感染が起こるとニキビのように赤くはれて膿が出ることがあります。糸の感染が疑われる場合はいったん抜糸して抗生剤を服用します。腫れが落ち着いたら再度同じ手術を行うことができます。

・効果が徐々に薄れてくる

この手術のデメリットでもありますが、切らない眼瞼下垂手術は二重埋没法と同じで、やがて効果が外れてしまいます。理由も二重埋没法と同じで、効果が出ているのは糸が頑張ってくれているからです。これに対して、切開による眼瞼下垂手術は切開しなくてはならないものの効果は半永久的になります。