眼瞼下垂の保険治療について

眼瞼下垂の日帰り治療のメリット

眼瞼下垂を専門とする博多もへじのクリニックは、保険診療で眼瞼下垂の日帰り治療を行なっています。「眼瞼下垂を治すには入院しなくちゃいけないのかな・・」とお悩みの方も多いですが、当院では眼瞼下垂の日帰り治療が可能です。
眼瞼下垂の治療は、長期的に有効な内服治療や点眼薬はありませんので原則手術になります。
当院の場合、手術は全身麻酔ではなく局所麻酔のみで行っています。
局所麻酔の使用だけでもほぼ無痛状態で治療ができますし、局所麻酔のみにすることで全身麻酔につきものの術前絶飲食や下剤の服用といった面倒な準備が不要になります。
また、術後のフラつきを最小限にとどめることができるというメリットもあります。

眼瞼下垂チェックをしてみましょう

まず下記のチェック項目を見てください。
ご自身にチェックA・Bの項目がそれぞれいくつ当てはまるか、チェックしてみましょう。

眼瞼下垂チェックA

▫︎最近目が開きづらいと感じる
▫︎周りから「眠そうに見えるね」と指摘されたことがある
▫︎鏡をまっすぐに見たとき、黒目の上1/3がまぶたで隠れている
▫︎朝よりも夕方の方が目が開きづらくなる
▫︎おでこに深いしわが目立ってきた
▫︎夕方を過ぎると頭痛や肩こりがひどくなる

眼瞼下垂チェックB

▫︎最近目尻側の皮膚がまぶたに垂れ下がってきた
▫︎生まれつき一重まぶたである
▫︎鏡をまっすぐに見たとき、黒目の上1/3がまぶたで隠れている
▫︎眉毛がハの字の状態、目尻側が下がってみえる
▫︎おでこに深いしわが目立ってきた
▫︎夕方を過ぎると頭痛や肩こりがひどくなる

いかがだったでしょうか。
チェックA、チェックBのどちらかで2項目以上当てはまった場合、あなたの目は眼瞼下垂を起こしている疑いがあります。
さらに、どちらのチェックがより多く当てはまったかで眼瞼下垂の原因もわかります。
チェックAの方が多く当てはまった場合は「筋肉の働きが弱まった」ことによる眼瞼下垂、チェックBの方が多く当てはまった場合は「皮膚がたるみすぎた」ことによる眼瞼下垂が疑われます。

眼瞼下垂の日帰り治療は2種類あります

眼瞼下垂の日帰り治療には2種類の方法があります。
眼瞼挙筋前転法」と「眉下切開」です。
眼瞼挙筋前転法は、「筋肉の働きが弱まった」ことによる眼瞼下垂を改善する治療法です。目を開く力を強めることができます。治療によってできた傷は二重まぶたの谷の部分になるのでほとんど目立ちません。
手術時間は片目で20〜30分程度です。
※専門的な話になりますが、私は術中所見に応じて眼瞼挙筋前転法、眼瞼挙筋短縮法、ミュラー筋タッキング法を使い分けるようにしています。この3つの方法はいわば兄弟のようなもので、細かな操作の違いはあるものの保険診療ではどれも同じくくりになっています(料金も全て同じです)。
眉下切開は、「皮膚がたるみすぎた」ことによる眼瞼下垂を改善する治療法です。上まぶたのたるみを取り除くことで眼瞼下垂症状を改善します。治療の傷は眉毛の下端にできます。治療後半年程度で傷はほとんど見えなくなります。
手術時間は片目で20分程度です。

眼瞼下垂の保険治療でかかる費用について

眼瞼下垂の保険治療でかかる手術費は、全国一律の「保険点数」を元に計算されます。
眼瞼挙筋前転法(片目につき7,200点=72,000円)と眉下切開(片目につき6,070点=60,700円)で手術費には少し差があります。
また、眼瞼下垂治療には手術費以外にも診察料・検査費用・麻酔費用、入院治療の場合は入院費用や食費などがかかってきます。
治療経過中に合計何回診察したか、どのような項目の検査を行ったか、どんな麻酔を使ったか、入院が必要だったかどうかによってかかる費用は変動することになります。
クリニックによって費用の総額に差が出るのはこういったことが理由です。
おおよそですが、負担割合ごとにかかる費用の総額をまとめると以下のようになります(日帰り治療、両眼あわせての費用です)。

保険診療による眼瞼下垂治療費の総額
3割負担の方の場合:約50,000円程度
2割負担の方の場合:約35,000円程度
1割負担の方の場合:約17,000円程度

任意の医療保険の給付が適用される場合があります

眼瞼下垂治療を保険診療で受けた場合、民間の医療保険に入っている方は医療給付を受けられる場合があります。
民間医療保険の保障内容には、日帰り治療に対する「手術給付金」が含まれていることが多いので、治療後には必ずご自身の加入する医療保険の保障内容を確認するようにしましょう。

眼瞼下垂の保険診療と自由診療は何が違う?

眼瞼下垂の保険診療は「病気の治療」が目的になります。
保険診療による眼瞼下垂の治療は、目の開きが悪くて日常生活に支障をきたしている方(眼瞼下垂症中等症以上の方)の症状改善を行う治療、ということになります。
手術によって生活に支障をきたさないようになれば治療完了ですので、整容面、つまり術後の見た目や左右差にまでこだわって治療が行われることは原則ありません。
一方、眼瞼下垂の自由診療は「見た目の改善」が目的になります。
日常生活に支障をきたしていない軽症の眼瞼下垂の方、支障をきたしている中等症以上で術後の整容面にもこだわって治療してほしい方には、自由診療での眼瞼下垂治療が適用になります。
また、美容外科のほとんどは保険診療を扱えないので、本来保険適用のある方や保険診療での治療を希望される方にも、費用面で負担の大きな自由診療が勧められているという実情があります。

博多もへじのクリニックは保険診療を扱うことのできる美容外科です。

博多もへじのクリニックの眼瞼下垂診療では、まず「病気の治療」と「見た目の改善」のどちらが適切か、「保険診療」と「自由診療」のどちらを望まれているか、を丁寧に診察します。
その上で、保険診療、自由診療どちらの方にも安心安全で満足のいく眼瞼下垂治療を提供できるように努めています。
福岡での眼瞼下垂の治療なら、まずは保険診療と自由診療の両方に対応可能な博多もへじのクリニックにご相談ください。
経験豊富な院長が診察からアフターフォローまで丁寧に対応させていただきます。
眼瞼下垂は2つの原因があり、それぞれの原因に対する治療法があります。
まぶたの開きが悪くなるのが眼瞼下垂症です。
眼瞼下垂症が悪化すると、まぶたが瞳孔に被さって視野が狭くなり、ケガや転倒のリスクにつながります。
眼瞼下垂症が引き起こす症状としては他にも頭痛や肩こり、不眠、目の疲れなどがあります。
これらの症状は日常生活に支障をきたしている可能性が高いため、眼瞼下垂の治療には保険が適用されるのです。