ピアスはどこにでもあけられるの?

ピアスをあけることができるのは体の中で安全に針を通すことのできる部位です。

たとえば耳のピアスでは耳たぶ(耳垂)以外にもトラガスやヘリックス、アウターコンク/インナーコンクといった軟骨のある部位にも安全にピアスをあけることができます。

ピアッシングに安全でない部位ってどこ?

①神経、血管が密集しているところ

体には神経や血管といった重要な組織が密集している部位があります。

例えば脇や鼠径部、頸部などは深部にとても大きな血管や神経が密集しているのでピアスをあけるのはお勧めできません。

②多くの出血が考えられるところ

例えば鼻の場合、鼻翼や鼻孔に近い鼻中隔にはピアスをあけることができますが、場所を誤って奥に作ると鼻出血が起こると止血が困難な出血がみられることがあります。

多くの出血が考えられる部位、出血が起こると止血が難しい部位にはピアスをあけることはできません。

③機能を損ねる可能性があるところ

眼球や関節などピアッシングによって機能を損ねる部位にはピアスをあけることができません。

④閉鎖腔を貫く可能性があるところ

閉鎖腔というのは、胸腔・腹腔・縦郭といった体の中にある空洞のことを言います。

ピアスが原因で感染が起こった場合、閉鎖腔内に細菌感染が起こると難治性となり敗血症から命を落とすリスクがあります。

たとえばへそピアスをあけるときには、臍ヘルニアなど腹壁が薄くなる状態がないことを確認したり、針やピアスが腹腔に近づかないよう細心の注意を払う可能性があります。

乳頭や乳輪のピアッシングでも同様に、深く行き過ぎて胸腔に到達しないように注意しなくてはなりません。

マグネットピアスの方が安全なの?

マグネットピアスはピアッシングせずに磁石の力でピアス・受けをくっつけて固定するピアスです。

体にホールを作らないので簡単ですがマグネットピアスには注意点があります。通常のピアスと違って皮膚に圧迫が生じることです。

下唇にマグネットピアスをしている方が長時間の圧迫で徐々に皮膚がえぐれてしまい、マグネットの受けが皮下に埋没してしまった方を診察したことがあります(局所麻酔で摘出手術を行いました。)

マグネットピアスは通常のピアスとは違いますので、皮膚にダメージが来る前に定期的に外すように心がけましょう。

ピアスをあけるときの注意点は?

深部の組織を傷つけないこと

かならず清潔な器具で行うこと

術後の経過を相談できる環境を作っておくこと

医療機関でのピアッシングは上の3つをしっかりと守っているので安心です。

感染が起こると腫れたり痛んだりするだけではなく、炎症が治まった後もピアスの部位が固く瘢痕化して跡が残る場合があるので見た目の印象を損なってしまいます。

せっかくキレイになるのですから、ピアスをあけるときにはまずは安全性を第一に考えましょう。

博多もへじのクリニックのピアッシング

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